皆さま、こんにちは！
今回はアルジャ・ヴァリマキ（Arja Valimaki）さんの『Summer Romance Ⅵ』をご紹介いたします。

▷Arja Valimaki作家紹介

Arja Valimaki『Summer Romance Ⅵ』

海中の渦や魚の群れを、ブラシストロークという技法で描く彼女のスタイルは、
ダイナミックで生命力溢れる画面を作り出し、たちまち私たちを誰も見たことのない神秘的な海の世界に導いてくれます。

海がモチーフでありながら、様々な表情を見せてくれる『Summer Romance Ⅵ』。
アートというものが、誰にとっても自由で、あなただけの心の動きを尊重すべきものと教えてくれるような作品です。

抽象的な表現で描かれる世界

アルジャ・ヴァリマキさんの作品は、海中を抽象的な表現で描かれているのが特徴です。

そこから感じとれるものは海に限らず、「夜」や「風」や「宇宙」、はたまた「静寂」や「煌めき」といった、言葉でしか表せないものを彷彿とさせ、見る人の自由な感性を刺激させます。
実際に、先述した例えは全てお客様が仰ってくださったものです。

皆さまはこちらのアートから、何を感じ取られましたでしょうか。

たった一つのミクストメディア作品

アルジャ・ヴァリマキさんの作品のもう一つの特徴、それが「ミクストメディア」作品であることです。
ミクストメディアとは、性質や種類の異なる複数の媒体または素材を用いる技法で制作されたアート作品のことを指します。

今回紹介している『Summer Romance Ⅵ』のみならず、アルジャ・ヴァリマキさんのミクストメディア作品は、版画の上からアクリル絵具で描かれています。
版画と原画の中間のようなアルジャ・ヴァリマキさんのアート作品の、アクリル絵具で描かれた部分の立体感は、画面全体の光量を引き締めます。

絵画という概念を飛び越え、オブジェのような存在感で見る人を圧倒させます。

静寂と躍動感に満ちたアート

海に潜った時、音が遮断され、独特の静けさに包まれますよね。アルジャ・ヴァリマキさんのアートは、見ているだけでそのような感覚を引き起こしてくれると思いませんか。

『Summer Romance Ⅵ』は暗い色の中にイエローのアクセントがふんわりと入り、深海に柔らかな光が降り注いでいるかのような、幻想的な世界が広がります。
全体の暗さが最大のアクセントとなり、明るい色味が画面を引き締め、ありふれたアートとは一線を画す作品です。

お部屋に飾るのは難しく感じてしまうかもしれませんが、狭い場所でも深海を独占したような空間が広がり、「暗さ」があることで、誰も見たことのない神秘的な空間を作り出してくれます。


いかがでしたでしょうか。

夏の深海を思わせる、アルジャ・ヴァリマキさんの神秘性あふれるアート。抽象的な表現は、明暗のロマンスであなたを未知の世界へ連れて行ってくれますよ。

気になる方は伊勢丹立川店5F「エドム伊勢丹立川店」までご来店くださいませ。

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