Laura Browning
『Mediterranean Coast』

2022/04/13

皆さま、こんにちは！

4月に入り、ポカポカと過ごしやすい陽気になってきましたね。
窓辺から差し込む光がなんとも心地よく、ウトウトとしてしまいます…。

本日はそんな温かな陽気にピッタリな、清涼感のあるアートをご紹介いたします。

Laura Browning『Mediterranean Coast』

繊細なタッチが魅力的なアーティスト、ローラ・ブラウニング（Laura Browning）さんのアートから『Mediterranean Coast』をご紹介いたします。

▷Laura Browning作家紹介

海を真上から覗いた、青々と美しいブルーが印象的なアート。
ローラ・ブラウニングさんのアートでは、あまりみることのない、ハッキリとした全面ブルーの色遣いが貴重なアートです。

そんなこちらのアートは、世界で200枚しかない版画でございます。

Mediterranean Coast

タイトルの『Mediterranean Coast』とは「地中海沿岸」を意味します。
地中海はローラ・ブラウニングさんが描いたアートのように、青く透き通った海が特徴的ですよね。

なぜ地中海は美しい青なのか

どうやら海に反射する太陽の光が関係しているようです。

太陽の光には「赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫」の7色の光が含まれていることはご存知でしょうか。
地中海には、不純物であるプランクトンが少ないため、波長の短い青い光のみを反射し、海が青くみえます。（プランクトンが多いと、青色を多く吸収するため、赤や緑の光も反射してしまいます）

つまり、キレイな水ほど青い光がより強く散乱され、鮮やかな青色が見えるということです。

そのほかにも「地中海性気候」の気象状況が関係していたり、空の青さを反射しているなど諸説があります。

細部にもこだわりが

店頭で作品をみてみると、深海にいくにつれて暗くなっているのがわかります。
海の深さや、奥まで目視できるほどの海の透明感を感じられますね。
こうしてじっくりみていると、癒され魅了されていきます。

柔らかな白い線の流れから、波の揺れ動く様子がわかります。
光の強さによって、濃淡をつけているため、平面的にならず奥行がうまれています。

キャンバスの側面にも、しっかりと描かれています。
どこから見ても海の景色をお楽しみいただけます。

光の網模様

このように、海にできる模様のことは「集光模様」と呼ばれています。

なぜ海には模様があるのかご存知でしょうか？

静かで波もほとんどない海（凪の状態）の表面にできる模様は、太陽の向きとは関係なしに、海面の明るい所と暗い所が時々刻々と変化している現象を指していると言われています。

海面に、さざ波（弱い風が吹くときにできる小さな波）があるときには、太陽からの光が波面から反射して白っぽくみえることが大きく関係しているそうなのです。

こちらのアートは、反射が白くみえるため、さざ波なのでしょうか？

いかがでしたか。
本日は海を愛するアーティスト、ローラ・ブラウニングさんのアートをご紹介させていただきました。

夏休みには、毎年家族と海に遊びにいくことが恒例となっていた筆者ですが、執筆しながら、旅館から眺めた海の景色のことを思い出してなんだか懐かしい気持ちになりました🐟

なかなか外出の難しいこのご時世、お家に海の景色が広がるアートはいかがでしょうか？

ローラ・ブラウニングさんのアートは、横浜ランドマークプラザ2F「ocean Day」、伊勢丹立川店5F「エドム伊勢丹立川店」でお取り扱いがございます♪